象牙の印鑑

さて、印鑑といえば象牙といってもいいほどの、印鑑界の王様が象牙です。密猟などの問題もあり、ワシントン条約で厳しく規制されているため、年間輸入量が政府によって決められている、貴重な素材でもあります。象牙はオランダ水牛のような角ではなく、牙(歯)の部分ですので、材質はエナメル質です。そのため非常に丈夫でありながらなめらかな素材で、押印時の朱肉の乗りはほかにないほどで、その印影は文句のないほどに美しいです。

大きな素材である象牙は、中心に近いほど高級とされており、価格も高くなります。しかし、先ほど申し上げた通り、ワシントン条約により象牙の取引は非常に厳しくなっております。そして、アフリカゾウ、アジアゾウの密猟の問題は深刻で、野生動物保護、密猟への厳しいの観点から、また、蔓延する違法取引排除のため、あまり歓迎されなくなっていることは事実です。

印鑑として非常に優れた素材ですが、そういった背景により、取り扱う印鑑業者も減っており、さまざまな意味で入手が困難になりつつあり、価格もさらに高騰していくことが予想されているそうです。

象牙の素材とは、それほどに特別なものですので、もともと持っている象牙の印鑑を再彫刻(一度平らな状態に直して、新たな印影を彫ること)する選択もあります。まさに一生ものです。

木材の印鑑

まず印鑑の王道素材といえば、木材です。その中でも、「柘」の素材は古くから印鑑として一般的で、おなじみともいえるものです。柘の素材は柔らかく粘りがあり、朱肉のなじみがよく、押印時の印影が美しいことが特徴です。色は黄色っぽく、優しいです。価格も安いものでは既製のものが300円程度からあり、オリジナルで高いものでも大きさにもよりますが12mm程度で5,000円くらいから作れます。

他には黒檀と呼ばれる非常に丈夫な素材も人気があります。家具や仏壇などにもよく使われる素材です。固く丈夫で、木材の中では衝撃にも強いです。価格も安く、とても優秀な素材ですが、固い分柘素材に比べると押印時の印影の朱肉の乗りがあまりよくない傾向にあります。

さらに、彩樺と呼ばれる合成木材も人気があります。こちらは資源枯渇の問題に取り組み、真樺と樹脂を使った合板で、エコなので注目度が高いのです。素材としては比較的頑丈で、オレンジ色と茶色を混ぜたような、温かみのあるオシャレ木目が特徴的な色合いです。朱肉の乗りもよく、捺印もとてもきれいです。他にも白檀と呼ばれるとても良い香りがする貴重な素材や、楓というメイプルとの合成素材など、種類も豊富です。

参照サイト[いいはんこやどっとこむ®

印鑑の素材

ひとえに印鑑といっても、素材はさまざまです。プラスチックでできているお手軽なものから、象牙など伝統的な素材などです。現在では石材やチタンなども大変人気があります。意外と見ているだけでも楽しいですし、伝統的なものから未来的な遊び心のあるものまで、自分だけの一本が作れますので素材選びにも目移りしてしまいます。三文判と呼ばれるプラスチックでできた100円程度のものから、象牙のような数十万円もするものまで素材によって価格帯も様々です。

大まかにいうと、やはり一番安いものはプラスチックで、その次が木材、水牛の角、象牙の順に価格が高くなります。プラスチック製の素材は比較的価格は安いものが大半ですが、綺麗なストーンをあしらった、高級感のあるものや、キャラクターのプリントがされているものなど、若い女性に好まれるようなものや、お子様も喜ぶようなデザインなど、たくさんの種類があります。

石材は種類によってバラバラですが、水晶やラピスラズリ、ローズクオーツなど、見た目にもとても美しいです。ただ、石ですので欠けやすいので、必ずケースに入れて衝撃を与えないようにしなければなりません。水牛は角部分が使われていて、いわゆる角質でできているため、欠けには非常に強いです。価格も象牙より抑えられますし、人気があります。黒い素材の黒水牛、マーブル模様のあるオランダ水牛(白水牛)などがあります。チタンは金属です。こちらも衝撃や欠けには非常に強く、金という字に太いという漢字を書きますので、近年とても人気があります。では、印鑑の素材として王道といえばなんでしょうか?